幾何学なコツコツ投資手帖

40代で転職するも、収入激減。諦めずiDeCo、NISAでインデックス投資でコツコツつみたて。地道系ブログです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)銀行窓口で加入可能に! 金融機関へ行く前に、読んでおきたい辛口本。

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4月16日の日経新聞電子版に、こんな記事がありました。

厚生労働省は、老後に備えた個人の資産形成を促すため規制を緩和する。銀行などの窓口で個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」に加入できるようにする

「イデコ」銀行窓口で 老後資金、自助努力後押し :日本経済新聞

 

現状では銀行職員が通常業務とiDeCo(イデコ)の受付業務を兼務することを禁じているとのこと。
そのためiDeCo(イデコ)の受付業務は、コールセンターで行い効率化を図る銀行も多く、「利用者がコールセンターに自分で電話をかけて書類を取り寄せて返送する手間が煩雑」でiDeCo(イデコ)の普及が阻まれている原因のひとつになっているそうです。


現状でも窓口で手続きや相談ができるところもあるようですが、人員に余裕がないところでは致し方無いのでしょうね…。


私自身はネットで開設したのですが、それでも書類のやり取りは結構手間がかかりました。

資産運用とか良く分からないし、近くの銀行で相談して、そのまま開設してくれたらありがたいって人も少なくないと思います。

これでiDeCo(イデコ)加入へのハードルが下がるのは良いですね。


だがしかし、ここで「やった!」と喜んで銀行へ行こうと思った人がいれば少し注意が必要かもです。

銀行窓口が自分にとって天国なのか。それとも…?


今日は銀行や金融機関へ相談する前に、是非一度、読んでおいて損はない本をご紹介(*'▽')

 

「投資バカ」中野晴啓 著

 

 

人気の投資信託会社、セゾン投信株式会社の社長、中野晴啓氏の著書
「投資バカ」(朝日新聞出版)です。

こちらはタイトルにかなりインパクトがありますが、サブタイトルも
「賢い人は金融機関を信じない」となっています。

金融機関のおススメを信じて金融商品を買う人は「投資バカ」というわけです。


最近はネット証券の影響等で、株式の売買手数料が減少しています。
なので金融機関では、より多くの販売手数料がとれる投資信託を勧めたいと思ってる。
お客の利益よりも、勤め先の金融機関の利益を優先しているのだから。

窓口で「何かいいのありませんか?」と聞くのは「いいカモ」と思われるだけ。

と、金融機関の販売員の話を簡単に信じてしまう人は、読んでいる途中で何度か怒られる事になるでしょう(-_-)


そして、金融機関が高い手数料を稼げる商品を販売するための仕掛け・その仕掛けの裏側にあるリスクがいろいろと書かれています。

新しいインデックスファンドがどんどんと出てくるけども、それはセゾン投信の中野社長でさえ聞いたことがないインデックスだったりするそうです。

売るために種類を増やさなければならない、ならば新しく作っちゃえってことらしい。

お客のために「いい商品を作ろう」、ではなく「売れる商品を作ろう」なんですね。
会社として利益を追求するのは当然なんですが、買う側としては「いい商品を売れるようにしよう」ってなって欲しいんですけどね。難しいんだろうなぁ…

「新興国」、日本との比較が間違いだった


あと、私が特に「なるほど」となったのは
第8章『「新興国投資は長期で」のウソ』です。

新興国投資を勧める金融機関は大抵、
「新興国はかつての日本の高度経済成長期。だから同じように成長する」
と説明してきます。

だけど、この考え方は甘いそうです。

…いや、それは私もそう思ってたかも(-_-;)


日本が今のような先進国になったのは奇跡。

なぜなら新興国が先進国になるためには、満たさなければならない4つの要素があると言っています。
だけどその4つは、かなりハードルが高いものでした。
現在、新興国と呼ばれている国を、日本と同じように考えてはダメだと言うのも納得できました。

とはいえ、自身のセゾン投信が運用するファンドでも新興国を組入れています。
それは新興国のリスクを十分認識したうえで、分散投資をしてポートフォリオの安定性を図っているからだそうです。

単純に人口も増えてるし、工業も発展してきてるし成長するよね、って考えは浅はか過ぎたようでした…

これを読んで、改めて新興国のリスクを認識できたのは良かったです。


新興国の金融商品は手数料が高いものも多いので、金融機関では売りたい商品のひとつでもあると思います。
きちんと自分でリスクを理解しておかないと、ですね。

銀行へ行く前に・・・


その他にも、ETF、NISA、FX、さらに保険商品まで。注意事項が盛りだくさんに書かれています。


実際、窓口で丁寧にやさしく、親身になって相談に乗ってくれる人が勧めてくれたら「大丈夫だろう」って気持ちになってしまいます。

だけど、相手も商売。
おススメしてくれたものが、必ずしも自分にとって利益があるものかは、しっかりと判断しなければならないようです。

投資バカ 賢い人は金融機関を信じない (朝日新書)


私は、この本は図書館で借りました。
朝日新聞出版のこのシリーズは、カバンに入れてもかさばらず、通勤中に読むのにちょうど良くておススメです。

銀行窓口へ相談に行ってみようかと思われている方、まずは図書館・本屋に行ってみるのもイイかもです(*'▽')

 


さらに辛口を読みたくなったら、こちらがおススメ。
ハッキリ・キッパリ、金融機関へダメ出ししてくれてます。
私が銀行員なら涙目になること間違いなし(笑)