幾何学なコツコツ投資手帖

FP1級目指して勉強中。アウトプットをかね、お金や投資のことを中心にイロイロ書いていきます。

個人向け国債「変動10年」を1年で売却して考えた。得する人ってどんな人?


2016年の7月に個人向け国債「変動10年」を額面50万円分購入しました。
満期は名前の通り10年なのですが、最初から預入期間1年のつもりだったので、先日売却したところ、清算金額は 49万9810円でした。
「あれ?190円少なくなってる。損してるやん」って?

いえいえ、これはあくまでも清算金額。
私は今回この「個人向け国債」を購入したことで、合計1,010円の利益がでました。なので実質年利回り約0.2%です。

どういうこと?と思われた方、「個人向け国債」の運用に興味がある方。
今日は「個人向け国債」の特徴やメリットについてまとめました。
ご一読いただければ幸いです(*'▽')

 

そもそも、「個人向け国債」って?

 

・個人が購入できる債券(借用書の一種)。元本を返してもらうまでの間、利子が受取れる仕組。
・固定金利の「3年」「5年」変動金利の「10年」ものがある。
・利息は半年ごとに支払われる。
・発行後1年でいつでも解約可能。ただし、途中換金の場合、直前2回分の利子(税引前)×0.79685がひかれる。 

 

お金の安全な運用先のひとつとして、「個人向け国債」をおススメしている金融機関や、ネット記事を目にすることも少なくありません。

でも自分で実際に購入して思ったのは、2017年現在、「個人向け国債」が本当にベストの選択になる人は非常に限られるのでは?ということでした。

 

「個人向け国債」のメリット

 財務省のホームページでは「個人向け国債」の魅力として、「安全」「気軽」「金利」の3つをあげています。

  •  安全の「元本保証」
    「元本割れとか考えられへん。。せっかく貯めたお金、銀行破綻でなくなるとか、ないわ~。」

    ※1000万円以上を1つの銀行に預けている場合、銀行が破綻した場合、元本保証されませんが、国債は上限なしで元本保証。元本と利子の支払いは国が保証しています。

  • 気軽に「購入最低額面1万円」
    「株とか買おう思ったらそこそこ、まとまったお金いるやん?そこまでは勇気ないねんけど、投資ってやってみたいねん。なんかエエのないかな?」

    ※1万円~1万円単位で買えます。多くの銀行や郵便局で毎月販売されているので、証券会社の口座を持ってない人でもスグに始められます。

  • 安心な「金利保証」
    「なんか最近、景気いいらしいやん。バブル期を超えたってホンマなん?ほんじゃ、金利も上がるん?それっていつなん?今預けたら損するんちゃうの~?」

    ※最低金利0.05%(年率)が保証されています。しかも「変動10年」では半年ごとに見直されます(長期金利の66%に連動)。固定金利の場合、金利上昇の利益を得るには預け替え、または新規購入する必要がありますが、「変動10年」であれば、その手間も一切かかりません。

 

選べるぞ!資金・金利・運用期間

 

 どうでしょう、ここまでは悪くない気がしますか?そう、悪くはないんですよ。
ただ、それをメリットと推すなら
「別にほかので良くない?」って思わずにはいられない。


  • 「安全」
    預金保険制度により、定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されています。(外貨預金は除く)

    預金保険制度:金融庁

    しかし、国が破綻するようなことがあった場合は、国債も元本保証はされません。(いわゆる債務不履行=デフォルト)
    この時点で国債とその他の安全性の違いって、…?


  • 「気軽」
    いやいやいや、「1万円~」。
    2017年7月現在、これを堂々とメリットにあげるのはもう難しいかと思われます。
    ・SBI証券・楽天証券・・・積立投信、100円~!(楽天証券に至っては、楽天ポイントで購入可能!!)
    ・カブドットコム証券「プレミアム積立」・・・積立投信、毎月500円~
    ・「One Tap BUY」・・・証券取引アプリ。スマホ3タップで株の購入1000円~

    今は口座開設もネット上で全て手続き完了できるし、投資のハードルはどんどん下がってきてます!


  • 「金利」
    ほったらかしでも金利上がってくれる、最低金利0.05%。
    エエ~、これを理由に「個人国債」選ぶのはもったいないっ!!。
    少し探せば、頑張ってくれてる銀行さん、結構ありますよ!
    とりあえずスグ使う予定はないけど、安全資産として置いておきたいお金、私の場合は下記の金融機関のサービスを利用しています。

    新生銀行・・・2週間満期預金1口50万円~、金利0.05%(ネットからの場合)
    オリックス銀行・・・2週間定期預金1口50万円以上~、金利0.1%
    大阪厚生信用金庫・・・2017年7月3日~9月29日までの定期預金キャンペーン実施中、年利1年もので0.375%(10万円~1,000万円未満)
    大阪の地銀さんですが、大手の都市銀行より金利のよいキャンペーンをしてくれていることが多いです。
    楽天銀行/楽天証券口座連携サービスマネーブリッジ
    銀行と証券会社の両口座を持っている人が金利優遇サービスを受けられます。2017年7月、普通預金の金利0.1%
    普通預金ですよ!「個人向け国債」は1年間解約できませんが、こちらはいつでも下せます。しかも預入金額いくらからでも、この金利が適用されるんです!
    ※証券口座は持っているだけで大丈夫、投資取引は必要ありません。

※全て、2017年7月28日時点での利率です(随時変更がありますので、最新の情報は各金融機関ホームページ等でご確認下さい)

結局「個人向け国債」向いてる人って?

 

 ここまでを考慮すると、「個人向け国債」でメリットが受けられるのは、次のような人達でしょうか。

  • 「ひとつの金融機関の預入額が1000万円以上になってしまうくらい資産がある」
  • 「100円とか細かすぎる、最低でも1万円以上で投資がしたい」
  • 「どこが金利高いとか、いちいち調べられない。忙しい。めんどくさい」

うーん、我ながら底意地悪い言い方ですね。すみません…(>_<)

 

まとめ:優先ポイントを明確にすべし

 ちなみに今回の私の運用損益は

 ・50万円(購入額面)+8円(経過利子)-198円{(直前の利子125円×0.79685)×2回分}=49万9,810円
・受取済利息 200円

足して合計50万10円。なので本来の利益は10円(!)

これがなぜ約0.2%の利回りだったかというと、
H28年7月にSBI証券でで行われていた「額面50万円購入で1,000円キャッシュバックキャンペーン」を利用していたからです。
「なーんや、しょうもない」(*´Д`)

でも私にとっておススメしかねた「国債」ですが、こういったキャンペーンをマメにチェックすれば、お得になるチャンスもあるということです。

人それぞれ、金利であったり、手軽さであったり。
優先したいポイントや条件は違うはず。
それがわかれば、自分にとってお得な運用先を見つけやすくなります。
金融機関でススメられたから、では損してしまう可能性は大。

大切なお金です。
ゆっくりでも大きく育つように、自分に合った預け先、見つけましょう!